路上で「コロナ」教授感染の福島の女子大学関係者に嫌がらせ

路上で「コロナ」教授感染の福島の女子大学関係者に嫌がらせ
70代の教授が新型コロナウイルスに感染した福島県郡山市の郡山女子大学は、付属の高校の生徒が、路上で「コロナ」と言われるなど、学校関係者に対する嫌がらせや不当な扱いが相次いでいることを明らかにしました。
郡山女子大学では、70代の女性教授が、エジプト旅行から帰国したあとの今月14日、新型コロナウイルスへの感染が確認され、学校によりますと、教授と接触していた教職員14人について、保健所が、2週間健康状態を調べた結果、異常がないことがわかったということです。

一方、感染が明らかになったあと、学校関係者に対する嫌がらせや不当な扱いが相次いでいて付属高校の生徒が、路上で「コロナ」と言われるなど嫌がらせが、数十件起きていることを明らかにしました。

また、職員などの家族が保育所から子どもの預かりを拒まれたり、会社への出勤を停止させられたりしたこともあったほか、大学に「コロナをまき散らすな」などという電話が100件以上寄せられているということです。

関口学長は「非常に心を痛めている。生徒や学生への対応をしっかりとしていきたい」と話していました。

また、感染が確認された教授は、感染が広がる中、無届けで海外旅行をしていたことから、学校は来月上旬にも処分をするとしています。