「景気が急速に厳しく 成長軌道へ思い切った措置を」官房長官

「景気が急速に厳しく 成長軌道へ思い切った措置を」官房長官
今月の月例経済報告の景気判断で「回復」という表現が、6年9か月ぶりになくなったことについて、菅官房長官は日本経済を再び成長軌道に戻すため、思い切った措置を講じる考えを示しました。
政府は26日に、今月の月例経済報告を公表し、景気の現状についての判断を「足元で大幅に下押しされており、厳しい状況にある」と、下方修正するとともに、景気判断から「回復」という表現を6年9か月ぶりになくし、経済への厳しい見方を示しました。

菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で「新型コロナウイルスによって、国内外の経済活動がストップするという異例の事態が生じており、わが国の景気が急速に厳しい状況になっているとの認識が示された」と指摘しました。

そのうえで「現在は感染拡大の防止、雇用の維持と事業の継続のために緊急対策を取っているが、さらに今後、日本経済を再び成長軌道に戻す思い切った措置を講じていきたい」と述べました。