26日のヨーロッパの株式市場は下落して取り引きが始まったものの、その後、買い戻しの動きが広がり、株価は値上がりしました。

26日のヨーロッパの株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感によって取り引き開始直後からリスクを避けようという動きが再び強まり、株価は下落しました。

しかし、その後に取り引きが始まったニューヨーク市場で株価が上昇すると、徐々に買い戻しの動きが広がりました。

結局、主な株式市場の終値は前日と比べて、パリ市場でおよそ2.5％、ロンドン市場でおよそ2.2％、ドイツのフランクフルト市場でおよそ1.3％、イタリアのミラノ市場でおよそ0.7％値上がりしました。

市場関係者は、「アメリカをはじめとする各国政府の経済対策への期待がある一方、感染拡大の行方が見えないことへの警戒感が根強く、金融市場は不安定な状況が続いている」と話しています。