k10012352381_202003262344_202003262345.mp4

東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会は、採用した８万人の大会ボランティアに対し、大会を１年程度延期しても、全員の採用を継続することを正式に通知したことがわかりました。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で東京大会の１年程度の延期が決まり、組織委員会は、日程や施設の確保のほか、宿泊や輸送など大会運営の見直しに着手しました。

このうち、８万人の大会ボランティアについては、採用された人の中から「どうなるのか心配だ」との声が聞かれていましたが、組織委員会は、26日、採用した８万人の大会ボランティアに対して、「皆さまには来年に活動いただきたい」と記した文書をボランティア専用のウェブサイトに掲載し、大会を１年程度延期しても、全員の採用を継続することを正式に通知したことがわかりました。

通知には、延期しても活動を希望する場合は手続きは必要なく、一方で、諸事情により活動が難しくなる人については辞退する手続きをお願いするとしています。

組織委員会は、大会の日程が決まらなければ辞退の判断も難しいとして、日程が決まって採用者の状況がわかりしだい、再募集するかどうかも含めて対応を検討していきたいとしています。

大会ボランティアは関係者の案内やセキュリティーチェックの手伝いなどのほか、競技会場や練習会場での運営のサポート、関係者が移動する際の車の運転など、大会運営に欠かせない存在です。