東京五輪・パラ 6競技が来年夏に世界選手権へ 対応必要か

東京五輪・パラ 6競技が来年夏に世界選手権へ 対応必要か
東京オリンピック・パラリンピックは1年程度の延期が決まりましたが、大会で実施される競技のうち6つの競技で来年の夏に世界選手権が予定されていることがわかりました。ことしと同じ日程で大会を開く場合は世界選手権をずらすなどの対応が必要となってきます。
東京オリンピック・パラリンピックは新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で1年程度の延期が決まり、具体的な日程の検討が始まっています。

NHKが、オリンピックの33競技とパラリンピックの22競技すべてについて調べたところ、オリンピック競技では来年6月から8月の夏の時期に5つの競技で世界選手権が予定されていることがわかりました。

具体的には、
▽卓球が6月17日から26日までアメリカで、
▽フェンシングが7月にエジプトで、
▽水泳が7月16日から8月1日まで福岡市で、
▽陸上が8月6日から15日までアメリカで、
▽カヌーのスプリントが8月25日から29日までデンマークで予定されています。

また世界選手権ではありませんが、
▽テニスの四大大会、ウィンブルドン選手権が6月28日から7月11日まで、全米オープンが8月30日から9月12日まで、
▽男子ゴルフのメジャー大会、全米オープンが6月17日から20日に、全英オープンが7月15日から18日に開催されるなど、大きな大会が多く予定されています。

陸上と水泳はオリンピックの延期を受けて国際競技団体がすでに日程の変更にも対応する方針を示していますが、変更にあたっては、それぞれの大会の開催地やスポンサー、放送権を持つテレビ局などさまざまな関係先との調整が大会ごとに必要となります。

また、パラリンピック競技の世界選手権は、
▽カヌーが8月25日から28日までデンマークで予定しているほか、
▽陸上が9月17日から26日まで神戸市で、
▽競泳が9月25日から10月1日までポルトガルで開催される予定です。

東京オリンピック・パラリンピックの日程についてはIOCや組織委員会、それに国際競技団体などからなる特別作業チームが具体的な時期の検討を始めていますが、IOCのバッハ会長は25日の電話会見で「巨大なジグソーパズルのようなもので、ピースが1つでも欠けてしまえば全体が崩れてしまう」と調整の複雑さを吐露しています。

バッハ会長は開催時期は夏には限らないという認識を示していますが、会場やボランティアの確保、代表選考をどうするかなど山積する課題を克服するために、いち早く大会日程を固めることが求められています。