東海道新幹線 利用者半減 新型コロナ感染拡大で JR東海

東海道新幹線 利用者半減 新型コロナ感染拡大で JR東海
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、今月1日から25日までの東海道新幹線の利用者が、去年の同じ時期に比べて55%減少したことが分かりました。
JR東海によりますと、今月1日から25日までの東海道新幹線の利用者は、新型コロナウイルスの感染拡大で、企業の間に出張を自粛する動きが広がったことや旅行をやめる人が相次いだため、55%減少しました。

また、東海地方を走る特急列車の利用者も、去年の同じ時期と比べて55%減少したほか、学校の休校などが影響して、名古屋近郊の在来線の利用者も26%減少しました。

さらにJR東海が運営するホテルや売店などの売り上げも大きく減少しているということです。
JR東海の金子慎社長は、26日の記者会見で「経験したことのない事態が起きて、外出を控える人が増えている。早く平常な姿に戻ってほしい」と述べました。

また、東京都などが不要不急の外出を控えるよう呼びかけていることについて、金子社長は「われわれは輸送機関なので、社員の感染防止をしたうえで、輸送機会は確保していかないといけない」と述べ、感染防止の対策を徹底したうえで、通常どおりに運行する考えを示しました。