登山訓練中の雪崩事故から3年 遺族が追悼式 栃木 那須町

登山訓練中の雪崩事故から3年 遺族が追悼式 栃木 那須町
栃木県那須町で、登山訓練中の高校生らが雪崩に巻き込まれ、8人が死亡した事故から、27日で3年になります。現場の近くで遺族主催の追悼式が開かれ、息子を亡くした母親が思いを語りました。
平成29年3月、栃木県那須町の茶臼岳で、高校の山岳部が登山の訓練中に雪崩に巻き込まれ、生徒7人と教員1人の合わせて8人が死亡し、多数のけが人が出ました。

27日で事故から3年となるのを前に、26日は、現場の近くに設けられた献花台で遺族が主催する追悼式が開かれ、20人が参列しました。

亡くなった高瀬淳生さん(当時16)の母親の晶子さんが、献花台の前で「雪の中で寒かったでしょう。苦しかったでしょう。怖かったでしょう。守ってあげられなくてごめんなさい。あなたが安心して天国で暮らせるよう、私は少しでも笑顔でいるように心がけています」と息子に語りかけました。

続いて、献花台に1人ずつ花を手向け、手を合わせていました。

事故で亡くなった教員の毛塚優甫さん(当時29)の父親の辰幸さんは、「この3年間、絶望や悲しみの中で、ずっと苦しんできました。息子が亡くなった場所に来ると心が乱れてしまいます。本当に悔しい気持ちや悲しい気持ちでいっぱいです」と話していました。

この事故をめぐって警察は、雪崩が起きる可能性を予見できたのに訓練を続けたことが、事故につながったとして、去年3月、引率した教員3人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しています。