阪神 藤浪 体調不良訴え 近日中に新型コロナウイルス検査へ

阪神 藤浪 体調不良訴え 近日中に新型コロナウイルス検査へ
プロ野球・阪神は藤浪晋太郎投手が体調不良を訴えたため、念のため、近日中に新型コロナウイルスの検査を受けると発表しました。藤浪投手と食事をした複数の選手がいることから、球団はチーム関係者に対して26日以降、少なくとも1週間は自宅で待機するよう指示を出しました。
阪神によりますと、藤浪投手は数日前からコーヒーを飲んだ時などににおいを感じないという体調不良があり、24日から兵庫県内の病院で診察を受けていました。

その結果、発熱やせき、けん怠感などの症状はないものの、医師の判断で念のため、近日中に新型コロナウイルスに感染しているかどうかを確かめるため、PCR検査を受けることになりました。

球団では藤浪投手のこれまで2週間の行動を確認したところ、一緒に食事をした選手の中で2人が味覚に違和感を訴えているため、この2人にも念のため検査を受けてもらうということです。

そして、選手や球団職員などチーム関係者に対しては26日以降、少なくとも1週間は自宅で待機するよう指示を出しました。

また、26日午後0時半から兵庫県西宮市の鳴尾浜球場で行われる予定だったソフトバンクとの2軍の練習試合は中止となり、本拠地の甲子園球場と鳴尾浜球場では消毒作業が進められています。

阪神の谷本修球団本部長は「まだ検査はできていないが社会的責任がある立場の人間なので、早めに発表した。慎重に対応していきたい」と話していました。

矢野監督「陰性の結果を祈るしかない」

阪神の矢野燿大監督は藤浪晋太郎投手が新型コロナウイルスの検査を受けることについて「突然のことなので驚いていますが、いまは陰性の結果を祈るしかないです。ファンの皆さまにも心配をかけてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。今後についても球団と相談しながらできるかぎり最善の手段を探しながらやっていくしかない」と球団を通じてコメントしています。