”落ち着いた購買行動を” 農水省が消費者に呼びかけへ

”落ち着いた購買行動を” 農水省が消費者に呼びかけへ
東京都が今週末の不要不急の外出を控えるよう要請したあと、スーパーなどで食料品を買い急ぐ動きが強まっていることを受け、農林水産省は、食料品は安定的な供給体制と十分な供給量を確保しているとして、消費者に対して落ち着いた購買行動をとるよう呼びかけることになりました。
東京都が今週末の不要不急の外出を控えるよう呼びかけたあと、消費者の間では、スーパーなどでコメやパスタなどの食料品を買い急ぐ動きが強まっています。

これを受けて農林水産省は、食品関連の業界団体に対して、スーパーなどの店頭で欠品にならないよう、円滑な供給を要請したほか、消費者に対しては、食料品は安定的な供給体制と十分な供給量を確保しているとして、必要な分だけ買うなど、落ち着いた購買行動をとるよう求めることにしています。

農林水産省によりますと、コメは、政府の備蓄と民間の在庫を合わせて、国内の需要6.2か月分に相当する、およそ380万トンあるほか、小麦は、およそ9割をアメリカなど海外からの輸入に頼っていますが、国内の需要2.3か月分に相当する、およそ93万トンの備蓄があり、供給が不足することはないとしています。