米国務長官「中国がわざと誤った情報を広めている」新型コロナ

米国務長官「中国がわざと誤った情報を広めている」新型コロナ
新型コロナウイルスの感染が広がる中、G7=主要7か国の外相によるテレビ会議が行われ、アメリカのポンペイオ国務長官は会議のあとの会見で「各国は、中国がわざと誤った情報を広めていることをよく分かっていた」と述べ、中国はさらに詳しい感染状況を公表すべきだと主張しました。
G7=主要7か国の外相会合は、日本時間の25日午後8時からテレビ会議の形式で行われ、会議のあと議長国アメリカのポンペイオ国務長官が会見を開きました。

この中でポンペイオ長官は「最も緊急を要した議題は『武漢ウイルス』だ」と述べ、新型コロナウイルスを武漢ウイルスと表現しました。

さらに「アメリカがウイルスを持ち込んだという中国の当局者の主張はどうかしている」と述べて、中国への批判を展開しました。

そのうえでポンペイオ長官は「会議では中国がわざと誤った情報を広めていることについて多くの時間を割いた。すべての国が中国共産党のキャンペーンをよく分かっていた」と述べ、G7のほかの各国と認識を共有したとして、中国はさらに詳しい感染状況を公表すべきだと主張しました。

アメリカは、新型コロナウイルスをめぐって中国と非難の応酬を続けていて、ポンペイオ長官としては、アメリカの立場にG7各国の理解が得られたと強調するねらいがあるとみられます。