新型コロナ 消毒用アルコール 医療的ケア児の家庭に優先供給

新型コロナ 消毒用アルコール 医療的ケア児の家庭に優先供給
新型コロナウイルスの感染拡大で消毒用アルコールが品薄になっているため、政府は人工呼吸器などが必要な子どものいる家庭などに優先供給を進めています。
25日、政府がメーカーなどに要請して確保した10万本の消毒用アルコールのうち8000本が横浜市鶴見区にある通販大手の物流拠点から出荷されました。

消毒用アルコールは、都道府県を通じて、人工呼吸器などを使い、たんの吸引などが必要な医療的ケア児のいる家庭に配布されます。

医療的ケア児は感染症にかかるリスクが高く、重症化する傾向があることから徹底した対策が必要になりますが、店頭で消毒用アルコールの品薄が続いているため多くの家庭が不安を募らせています。

政府は、医療機関や高齢者施設にも26日以降、供給することにしています。

消毒用アルコールは、メーカーの増産によって1か月当たりの生産量が去年の1.8倍になっています。

24日には、増産のため設備投資をする4社に補助金を出すことを決め、政府は、増産をさらに後押しする方針です。