レイズ筒香 帰国へ 新型コロナ影響で 大リーグ開幕が見通せず

レイズ筒香 帰国へ 新型コロナ影響で 大リーグ開幕が見通せず
アメリカで新型コロナウイルスの感染が急速に広まっている影響で、大リーグの開幕が見通せない中、レイズの筒香嘉智選手が24日、日本に帰国するためアメリカを離れました。今後は、日本で開幕に備えた調整を行う予定です。
大リーグは、今月26日に開幕する予定でしたが、新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受けて、大リーグ機構は開幕は早くても5月中旬になるとしています。

さらにアメリカでは、各地で感染拡大を食い止めるために、外出や施設の利用が制限されていて、大リーグの選手も球団の施設をはじめ、民間のトレーニングジムも使用できず練習環境が限られるなど、調整に影響が出ています。

こうした中、プロ野球DeNAからレイズに移籍して1年目の筒香選手は、今月13日にチームのキャンプが中断されたあとも、フロリダ州に滞在して練習を続けていましたが、24日の朝に、日本に帰国するためにアメリカを離れたことが球団などへの取材でわかりました。

日本では26日から、アメリカからの入国者は指定場所で2週間の待機を要請されることから筒香選手は、この時期の帰国を決断したということです。

筒香選手は今後、日本で大リーグ開幕に備えた調整を行う予定です。

一方、アメリカでは、新型コロナウイルスの感染者が、アメリカCDC=疾病対策センターの発表で4万4000人を超えるなど、状況が悪化していることから、大リーグ機構は日本選手を含めた外国人に対しては、今後、アメリカへの入国が難しくなる可能性もあることを考慮するよう求めていました。