子ども食堂休止 銀座の料理人が駆けつけ弁当作り 埼玉 深谷

子ども食堂休止 銀座の料理人が駆けつけ弁当作り 埼玉 深谷
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埼玉県深谷市で、新型コロナウイルスの影響で子ども食堂を休止し、弁当を提供することになったNPOを応援しようと、東京 銀座の和食の料理人が弁当作りに参加しました。
深谷市内のNPOが、月に2回開いてきた「ふかや子ども食堂まめっこ」は学校の休校に伴い休止していますが、家庭の負担を少しでも減らそうと、中学生以下の子どもたちに100円で弁当を提供することになりました。

この弁当作りを応援しようと24日、深谷市内に自家農園を持つ東京 銀座の日本料理店から4人が駆けつけました。

料理人たちは子どもたちに喜んでもらおうと、深谷市のイメージキャラクター「ふっかちゃん」をモチーフにし、およそ7時間かけて野菜をたっぷり使い、14種類のおかずが入った弁当を作りました。

「ふっかちゃん」の顔は、おにぎりをベースに、頭の緑の部分は「あおさ」、目は黒豆を使って細かく表現しています。
早速、事前に予約した親子連れが次々に訪れ、用意した200個の弁当を受け取っていました。

市内に住む女子児童は「学校が休校になって残念でしたが、おいしいお弁当を食べて元気を出したい」と話していました。
また、児童の母親は「休校になり毎日3食準備して、食費がかさむので、ありがたいです」と話していました。
日本料理店「結絆」の店主 小林和紀さんは「新型コロナウイルスの影響で私たちの店も客足が鈍く厳しいですが、子どもたちに明るい話題を提供できたらと思って参加しました」と話していました。