イタリア 外出規制違反で罰金導入 新型コロナウイルス

イタリア 外出規制違反で罰金導入 新型コロナウイルス
新型コロナウイルスで死亡した人が世界で最も多いイタリアでは、コンテ首相が記者会見を行い、外出の規制に違反した場合新たに最大3000ユーロ、日本円でおよそ36万円の罰金を科すと発表し、対策を厳格化して感染の拡大を抑え込みたい考えです。
イタリアでは24日、新型コロナウイルスで死亡した人が6820人になり、中国の2倍以上となっています。

感染拡大を食い止めるため、イタリア政府は全土で外出を控えるよう呼びかけ23日からは仕事上の理由での外出も、生活必需品を扱う店や金融機関、公共交通機関など以外は原則として認めないなど規制を一層厳しくしています。

外出の際には理由を記した書類を携帯するよう求めていますが、内務省によりますと今月11日から24日までの2週間でイタリア全土で9万件以上の違反があったということです。

感染者が7万人近くにのぼり医療サービスに大きな負担がかかるなか、イタリア政府は、対策を厳格化することで感染の拡大を抑え込みたい考えです。