「KNTーCTホールディングス」最終赤字に転落の見通し

「KNTーCTホールディングス」最終赤字に転落の見通し
新型コロナウイルスの感染拡大で旅行のキャンセルが相次いで、売り上げが大幅に減少しているなどとして、「近畿日本ツーリスト」などを展開する大手旅行会社「KNTーCTホールディングス」は、ことし3月期の決算が最終赤字に転落する見通しだと発表しました。
「KNTーCTホールディングス」は、ことし3月期の決算の見通しを発表し、売上高は去年10月に発表したものより325億円少ない3900億円に、また最終損益は20億円の黒字から一転して98億円の赤字にそれぞれ下方修正しました。

これについて会社は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ことし1月下旬以降、海外、国内ともに個人や団体の旅行のキャンセルが相次いでいるうえ、新規の予約も大幅に減っているためだとしています。

大手旅行会社では、すでに「エイチ・アイ・エス」もことし10月期の業績が最終赤字に転落する見通しだと下方修正していて、観光需要の深刻な落ち込みは旅行会社の業績を直撃しています。