群馬 新たに2人の感染を確認 新型コロナウイルス

群馬 新たに2人の感染を確認 新型コロナウイルス
群馬県では24日、新たに県内に住む60代の男性2人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。県内で感染が確認されたのはこれで13人となりました。
群馬県と高崎市によりますと、新たに感染が確認されたのは館林市にある「公立館林厚生病院」に勤務する前橋市に住む60代の医師の男性と、高崎市に住む60代の自営業の男性の2人です。

このうち医師の男性は、病院で新型コロナウイルスの患者の診療にあたっていたということです。

医師は勤務中、常にマスクを着用していたということですが、23日、37度台の発熱があったため医療機関を受診し検査したところ、24日に陽性と確認されました。症状は安定しているということです。

病院は24日から外来と救急患者、それに新規の入院患者の受け入れを2週間程度取りやめることになりました。

県は、院内で感染が広がっていないかなどを調べることにしていて、山本知事は24日夜に開いた臨時の記者会見で「地域の基幹病院なので診療体制などの問題が出てくると思うが、県としてできるサポートをやっていく」と述べました。

一方、自営業の男性は先月3日から今月5日までフィリピンにいる家族のもとに滞在し、帰国後の今月15日に発熱しました。

その後は仕事を休み外出もしていませんでしたが、症状が続いたため23日に医療機関を受診し、24日に検査で陽性と確認されました。症状は安定しているということです。

群馬県内で感染が確認されたのはこれで13人となり、このうち1人が死亡しています。