株価終値 1204円値上がり 1万8000円を回復

株価終値 1204円値上がり 1万8000円を回復
24日の東京株式市場、日経平均株価の終値は1200円余り値上がりし、およそ4年半ぶりの値上がり幅となりました。終値としては7営業日ぶりに1万8000円を回復しました。
24日の東京株式市場は、取り引き開始直後から大幅に値下がりしていた銘柄を買い戻す動きが膨らみ、ほぼ全面高の展開となりました。

日経平均株価、24日の終値は、23日より1204円57銭高い1万8092円35銭となり、終値として7営業日ぶりに1万8000円を回復しました。

また、終値の値上がり幅が1200円を超えたのは、2015年9月以来およそ4年半ぶりです。

東証株価指数=トピックスは41.09上がって1333.10でした。

1日の出来高は22億5686万株でした。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、日銀は今月、ETFの買い入れ額を当面、大幅に増やす追加の緩和策を決め、1日の買い入れ額が23日まで2営業日連続で2000億円を超えました。

また、アメリカのトランプ政権が計画している総額2兆ドルの大型予算が早期に成立するのではないかという期待感も出て、世界経済に対する過度な警戒感がいくぶん和らいだことも株価を押し上げる要因となりました。

市場関係者は「このところ株価が急落していた反動もありきょうは大きく上昇したが、各国では人の行き来を制限する動きも続いていて、世界経済のさらなる減速への懸念も根強く慎重な売り買いが続くだろう」と話しています。