米NBC「IOCの今後の決定を支持」 東京五輪の延期検討で

米NBC「IOCの今後の決定を支持」 東京五輪の延期検討で
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、IOC=国際オリンピック委員会が東京大会の延期の検討を始めると発表したことに対して、IOCと巨額の放送権料の契約を結ぶアメリカのテレビ局 NBCがIOCの今後の決定を支持すると表明しました。
これはアメリカの複数のメディアが23日、伝えました。アメリカのテレビ局 NBCは東京大会のほか、2032年までに開催される夏と冬のオリンピックを独占的に中継できる契約をIOCと結んでいます。

2014年に結んだ契約では2022年から32年までの6大会の契約で、金額は76億5000万ドル(日本円で約8400億円)にものぼり、IOCにとって大きな収入源になっています。

新型コロナウイルスの影響でIOCが東京大会の延期の具体的な検討を始めると発表したことに対して、NBCは「前例のない時代の中、東京オリンピックのために進める計画についてIOCの決定を支持する」と表明したとアメリカの複数のメディアが伝えました。

NBCは「IOCや日本政府、WHO=世界保健機関がどのような決定を出しても支持する用意がある」とも述べ、関係機関との協力姿勢を打ち出しました。