給食なくなり困っている家庭に食料品配る 山梨のフードバンク

給食なくなり困っている家庭に食料品配る 山梨のフードバンク
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための臨時休校で、学校給食がなくなり困っている家庭を支援するため、山梨県南アルプス市のNPO法人が、県内で自治体の就学援助を受けている家庭に直接、食料品を配る取り組みを始めました。
山梨県南アルプス市のNPO法人フードバンク山梨によりますと、今回の臨時休校で仕事を休まざるを得ず収入が減っているとか、給食がなくなり子どもに十分な食事を与えられないという声が寄せられているということです。

このためフードバンク山梨は、県内で自治体の就学援助を受けていて事前に予約した家庭を対象に、24日と25日の2日間、南アルプス市の倉庫で直接、食料品を配る取り組みを始めました。

感染防止のため、1世帯ずつ受け渡しの時間をずらし、2日間で合わせて50世帯に配る予定だということです。

受け取りに来た人たちは、車の窓越しに生活状況などのアンケートに答え、スタッフが20キロ余りの米やレトルト食品などを車に積み込んでいました。

小学生と保育園児の子どもを持つ母親は「午後、学童に預けるまでの時間は仕事を休んでいるので、収入が厳しく助かります」と話していました。

フードバンク山梨の米山けい子理事長は「緊急事態にこそ役に立つ支援だと思うので、少しでも早く届けたいと思います」と話していました。