集団感染の病院 安全が確認され一般外来診療など再開 相模原

集団感染の病院 安全が確認され一般外来診療など再開 相模原
新型コロナウイルスの集団感染が起きて2人が死亡した相模原市の病院が、院内の安全が確認できたとして、24日から一般の外来診療などを再開しました。
相模原市にある相模原中央病院では先月以降、看護師や患者、その家族、合わせて7人の感染が確認され、このうち、いずれも80代の男女2人が死亡しました。

病院では先月17日から休診としたほか、今月3日からは定期的に通院が必要な患者に限って診察を行ってきました。

市によりますと先月21日を最後に、その後、新たな感染者は確認されていないということです。

また病院内の消毒などを行ったうえで、感染者と接触があった医師や看護師など46人の検査を改めて行ったところ、23日に全員が陰性と確認できたということです。

このため病院は、24日午前中から一般の外来診療と救急患者の受け入れを再開し、入り口では、訪れた人たちが体温を計ったうえで手の消毒をしていました。

近くに住む85歳の男性は「市内には病院がたくさんありますが、定期的に薬をもらわなくてはならないので、身近な総合病院が早く再開したことは非常にありがたいです」と話していました。