世界経済の成長率「11年ぶりにマイナスに陥る見通し」IMF

世界経済の成長率「11年ぶりにマイナスに陥る見通し」IMF
IMF=国際通貨基金は新型コロナウイルスの感染拡大による影響が世界に広がっていることを受けて、ことしの世界経済の成長率がリーマンショックによる影響が広がった2009年以来、11年ぶりにマイナスに陥るという見通しを示しました。
これはIMFのゲオルギエワ専務理事が23日に発表した声明で明らかにしたものです。

それによりますと新型コロナウイルスの感染拡大による経済損失は計り知れないとして、ことしの世界経済の成長率がマイナスに陥る見通しになったとしています。成長率がマイナスになればリーマンショックによる深刻な影響が広がった2009年以来、11年ぶりとなります。

ゲオルギエワ専務理事は「そのときと同じか、それ以上の不況になる」としています。

IMFは、先月の時点までことしは、去年を上回るプラス3.2%の成長率を予想していただけに、急速に世界に広がる新型コロナウイルスによる経済への影響の深刻さが示された形です。

また、IMFは今回の金融市場の混乱で投資家が新興国から830億ドル、日本円で9兆円余りを引き揚げたと指摘していて、新興国への支援に乗り出す姿勢を示しました。