“空港で待機要請も帰宅後に感染確認” 厚労相「遺憾 検証を」

“空港で待機要請も帰宅後に感染確認” 厚労相「遺憾 検証を」
スペインから帰国した沖縄県の女性が、空港での待機要請を受けたものの公共交通機関を使って帰宅し、その後、新型コロナウイルスへの感染が確認されたことについて、加藤厚生労働大臣は遺憾だとして、今回の対応を検証し、水際対策を徹底する考えを示しました。
スペインから先週、帰国し、成田空港で新型コロナウイルスの検査を受けた沖縄県の10代の女性は、検疫官から結果が出るまで空港で待機するよう求められたものの、それを待たずにバスや飛行機を使って沖縄の自宅に戻り、その後、感染が確認されました。

これについて加藤厚生労働大臣は、閣議のあと記者団に対し「陽性、陰性にかかわらず、要請を振り切っていかれると、水際での対応がしっかりできないことにつながり、誠に遺憾な事例だ」と述べました。

そのうえで「今回の事例について、われわれの対応も含めて、しっかり検証していく必要がある。空港などでの検疫を適正に実施していくよう、それぞれの現場で徹底していきたい」と述べました。