NY株式市場 1か月で1万ドル以上値下がり “暴落” に

NY株式市場 1か月で1万ドル以上値下がり “暴落” に
新型コロナウイルスの感染拡大への懸念からニューヨーク株式市場の株価の急落が始まって、23日でちょうど1か月が経過しました。この間、記録的な下落を繰り返したダウ平均株価は、1か月で実に1万ドル以上値下がりし、下落率は35%を超えています。
ニューヨーク株式市場ダウ平均株価の急落は週明けとなった先月24日に始まりました。

この日、1000ドルを超える大幅下落となりましたが、その後も連日記録的な値下がりを記録。株価の急落を抑えるための「サーキットブレーカー」と呼ばれる売買停止措置も、この間4度発動されました。

一日の下落幅は今月16日には2997ドル10セントという過去最大を記録し、これまでのところ株価下落に歯止めがかからない状態が続いています。

また23日の終値は1か月前に比べると1万400ドル安く、下落率は35.8%と、暴落と言っていい値下がりを記録したことになります。

トランプ大統領は株価の上昇をみずからの実績にしてきましたが、今月20日にはトランプ大統領が就任した2017年1月20日の終値を下回り、実績は「帳消し」となっていました。