欧州株式市場「底が見えない」 英 2011年以来の安値水準に

欧州株式市場「底が見えない」 英 2011年以来の安値水準に
週明け23日のヨーロッパの株式市場は新型コロナウイルスの感染が急激に拡大していることへの警戒感から株価は大幅に値下がりし、ロンドン市場では2011年以来の安値水準にまで落ち込みました。
23日のヨーロッパの株式市場は、各地でウイルスの感染が急激に拡大し経済への影響が深刻化していることを受けて、取り引き開始直後からほとんどの銘柄に売り注文が広がる展開となりました。

主な市場の株価指数の終値は、先週末と比べて、
▽ロンドン市場でおよそ3.8%値下がりし、2011年10月以来およそ8年半ぶりの安値となり、
▽パリ市場でおよそ3.3%、
▽ドイツのフランクフルト市場でおよそ2.1%、
▽イタリアのミラノ市場でおよそ1.1%、値下がりしました。

市場関係者は「新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないヨーロッパでは、外出制限などの措置が一段と厳しくなって経済活動は停滞する一方で、株価の値下がりは底が見えない状況だ」と話しています。