娯楽施設運営会社 自己破産申請へ 新型ウイルス影響で都内初

娯楽施設運営会社 自己破産申請へ 新型ウイルス影響で都内初
新型コロナウイルスの影響で売り上げが大幅に減少したなどとして、全国でアミューズメント施設を運営する東京の会社が自己破産を申請することになりました。新型コロナウイルスの影響による企業の自己破産は都内では初めてだということです。
自己破産を申請するのは、東京・千代田区の「エターナルアミューズメント」です。

民間の信用調査会社、帝国データバンクによりますと、この会社はクレーンゲームなどのアミューズメント施設や雑貨販売店を全国でおよそ100店運営し、去年は、年間の売り上げがおよそ68億円に上っていました。

しかし、去年10月の消費増税などの影響で売り上げが落ち込み、さらに新型コロナウイルスの感染拡大で客が大幅に減ったということで、負債総額は68億円余りに上る見通しです。

会社は、社員とアルバイト合わせておよそ570人をすでに解雇し、近く、東京地方裁判所に自己破産を申請することにしています。

会社の担当者は「売り上げが落ち込んでいたところに新型コロナウイルスが追い打ちをかけた。店舗の運営を今後どうするかは未定だ」と話してしています。

信用調査会社によりますと新型コロナウイルスの影響による企業の自己破産は都内では初めてだということです。