日本の自動車メーカー 操業停止拡大 ブラジル インドなどにも

日本の自動車メーカー 操業停止拡大 ブラジル インドなどにも
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本の自動車メーカーの操業停止が欧米に加えてブラジルやインドなどにも広がっています。
トヨタ自動車は、アメリカやカナダ、それにメキシコにある自動車や部品を生産する14の工場すべてを23日から停止します。

停止期間は、当初2日間の予定でしたが、感染の拡大状況を踏まえ、来月5日まで延長します。

SUBARUは海外で唯一の生産拠点であるアメリカの工場での生産を23日から29日まで取りやめます。

アメリカでは日産自動車やホンダも、生産停止を余儀なくされています。

また、感染拡大が深刻なヨーロッパでは、ほぼすべてのメーカーの工場が止まる事態になっています。

影響を受ける地域はさらに広がっていて、トヨタはアルゼンチンの工場の操業を停止したほか、ブラジルの工場も24日から操業を停止します。

ホンダもブラジルの工場を25日から停止し、日産はメキシコの工場を25日から停止します。

このほか、スズキのインドにある一部の工場や、トヨタとホンダのフィリピンやマレーシアの工場なども、操業を止めています。

中国では、先月の新車の販売台数が去年の同じ月と比べて80%近い減少になるなど、生産面だけでなく販売面の影響もあらわれていて、各社の業績への懸念が増しています。