新型コロナウイルスの感染拡大を受けて臨時休業していた和歌山県白浜町の動物公園では、23日から、時間を短縮し公開する施設を限定した形で営業を再開しました。

白浜町の動物公園、アドベンチャーワールドは、先月29日から臨時休業していましたが、この地域での感染の広がりがみられないことなどから、対策を取ったうえで23日から営業を再開しました。

園では、営業時間を午前10時半から午後４時半と、通常より１時間短縮したほか、ペンギンやホッキョクグマがいる施設など換気が十分にできない屋内の施設は閉鎖しています。

また、予防対策のため園内には消毒液が設置され、訪れた人たちは手を消毒しながらジャイアントパンダなど人気の動物を見ていました。

県内から訪れた19歳の女性は「再開と聞いてすぐに来ました。一部の動物が見られないのは残念です」と話していました。

アドベンチャーワールドの今津孝二園長は「ようやく再開でき、お客さんの顔を見られてうれしい。予防対策に努めているので、多くの人に楽しんでもらいたい」と話していました。