WHO装った詐欺などの犯罪に注意呼びかけ

WHO装った詐欺などの犯罪に注意呼びかけ
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、WHO=世界保健機関は「WHOを装って個人情報や金銭を盗もうとする犯罪が増えている」として、注意を呼びかけています。
WHOによりますと、新型コロナウイルスの感染拡大につけこんで、WHOになりすましてメールを送り、偽のサイトに誘導するなどしてパスワードなどの個人情報を盗もうとしたり、寄付などの名目で金銭を求めたりする報告が世界で相次いでいるということです。

このためWHOは「WHOが直接パスワードやユーザー名をたずねることや、外部のサイトを紹介すること、一方的にファイルをメールで送ることはない」として、注意を呼びかけています。

また、WHOは、新型コロナウイルスの対策に活用するための基金を立ち上げていますが、「WHOを装った、これ以外の基金や寄付への呼びかけは詐欺だ」として、感染が広がる中でもパニックに陥ることなく冷静に対処してほしいとしています。

WHOを装った犯罪をめぐっては静岡県で21日、WHOの活動の普及に取り組む団体の職員を装って、ウイルス検査の料金をだまし取ろうとした疑いで男が逮捕されています。