岡山市で感染確認 60代女性 スペイン旅行から帰国 県内で初

岡山市で感染確認 60代女性 スペイン旅行から帰国 県内で初
岡山市は市内に住む60代の女性が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。岡山県内での感染確認は初めてで女性は今月15日まで1週間旅行でスペインを訪れていたということです。
岡山市によりますと感染が確認された60代の女性は長女と2人で今月9日から15日まで旅行でスペインを訪れていたということです。

成田空港から新幹線などを利用して岡山市の自宅に帰宅してから発熱やのどの痛みが出たため、17日と21日「帰国者・接触者外来」に指定されている医療機関を受診し、ウイルス検査の結果、22日感染が確認されました。

症状は軽いということです。

市は、一緒に旅行していた40代の長女と同居している60代の夫、それに分かれて暮らしている30代の長男について、女性と濃厚接触した可能性があるとして23日、ウイルス検査を行うことにしています。

岡山県内で感染が確認されたのは初めてです。

知事「大阪や兵庫への訪問極力控えて」

初めての感染者が出た岡山県の伊原木知事は記者会見で、海外から帰国した場合14日間は外出を控え、クラスターと呼ばれる感染者の集団が発生している大阪府や兵庫県への訪問も控えるよう呼びかけました。

伊原木知事は記者会見で「岡山県もウイルスとの戦いに入ったという思いだ」と述べたうえで「今回の事例のように海外からの帰国者の感染が全国で相次いでいる」として、「海外から帰国した人は14日間は外出を控えてほしい」と述べました。

また、大阪府や兵庫県ではクラスターと呼ばれる感染者の集団が発生しているとして感染の広がりを防ぐため「大阪府や兵庫県への訪問も極力控えるようお願いする」と呼びかけました。