クロアチアで地震 感染拡大で距離保ちながらの避難呼びかけ

クロアチアで地震 感染拡大で距離保ちながらの避難呼びかけ
クロアチアの首都ザグレブで、22日朝、マグニチュード5.4の地震があり、建物が倒壊する被害が出ています。クロアチアでも新型コロナウイルスの感染が広がっていることから、政府は、周りの人と距離を保ちながら避難するよう呼びかけています。
USGS=アメリカの地質調査所によりますと、現地時間の22日午前6時半ごろ、日本時間の22日午後2時半ごろ、クロアチアの首都ザグレブ近郊を震源とする地震がありました。

震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.4と推定されています。クロアチアの保健相などによりますと、この地震で、15歳の少女が重体となっているほか、複数の市民がけがをしています。

ザグレブ中心部の大聖堂では塔の先端が崩れ落ちるなどしたほか、街なかでは建物の外壁が崩れ、車ががれきの下敷きになるなどの被害が出ています。

クロアチアでは新型コロナウイルスの感染者が200人を超え、政府は22日から公共交通機関の運行を取りやめ、外出を控えるよう国民に求めていましたが、この地震を受け、一転して周りの人と距離を保ちながら屋外に避難するよう、呼びかける事態となっています。