大分県 新たに男女4人の感染確認 「クラスター」発生か

大分県 新たに男女4人の感染確認 「クラスター」発生か
大分県は新型コロナウイルスへの感染が相次いでいる大分市の大分医療センターで、入院していた80代から90代の男女4人が新たに感染していることが確認されたと発表しました。このセンターの関係者で感染が確認されたのは、これで12人となり、大分県は「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生したとみて、ウイルス検査を進めて全体状況の確認を急ぐ方針です。
新型コロナウイルスへの感染が新たに確認されたのは、大分市にある大分医療センターに入院したあと、いずれも今月中に別の病院に転院した市内の80代から90代の男女4人です。

大分医療センターでは医師や看護師、それに患者など合わせて8人がこれまでに感染したことが相次いで確認されていて、大分県や大分市では21日、センターの職員や患者など数十人の検査を行っていました。

新たに感染が確認された人のうち、80代の男女と90代の女性3人はすでに感染が確認されているセンターの医師や職員の濃厚接触者で、いずれも肺炎や発熱などの症状があるということです。

また、別の90代の女性は、19日に感染が確認された臼杵市の60代の女性と同じ部屋に入院していて、肺炎の症状があるということです。

このセンターの関係者で感染が確認されたのはこれで12人となり、大分県は「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生したとみて、センターのすべての職員や患者のウイルス検査を実施して全体状況の確認を急ぐ方針です。