上野公園 例年とは違った花見に

上野公園 例年とは違った花見に
k10012343001_202003211209_202003211211.mp4
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全国各地で花見に合わせたイベントを中止する動きが広がる中、3連休中日の21日、東京の桜の名所では、散策しながら桜を楽しむ人たちでにぎわう一方、宴会する人の姿は見られず、例年とは違った花見の様子が見られました。
毎年300万人以上の花見客が訪れる東京・台東区の上野公園では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、毎年開催している桜まつりが中止となり、宴会用のスペースの設置を見合わせたほか、集団でシートを広げて宴会することを控えるよう呼びかけています。

3連休中日の21日午前、公園では宴会する人の姿は見られず、例年と比べて人通りは少ないながらも、散策しながら桜をカメラで撮影するなどしてゆっくりと花見を楽しむ人たちでにぎわいました。

毎年、上野公園の桜を見にきているという、公園の近くに住む男性は「桜の時期は毎年外国人観光客などでにぎわっていましたが、ことしはいつもより人がかなり少ないと思います。ゆっくり桜を楽しめるのはいいことですが、少し寂しい気持ちもあります」と話していました。

友人と一緒に花見に来たという女性は「宴会をしながら桜を見るのも楽しいとは思いますが、私はお酒が飲めないので、ことしのように落ち着いてゆっくりと桜を楽しむことができるのはとてもありがたいです」と話していました。