「神戸どうぶつ王国」 およそ2週間ぶりに営業再開

「神戸どうぶつ王国」 およそ2週間ぶりに営業再開
新型コロナウイルスの影響で、営業を見合わせていた神戸市の動物園が20日、およそ2週間ぶりに再開しました。
今月3日から休園していた神戸市中央区の「神戸どうぶつ王国」は、消毒の徹底や、屋内施設の窓をすべて開放するなどの対策を取り20日から再開しました。

動物園では、子どもたちに人気のインコのショーや牧羊犬のパフォーマンスを中止し餌やりなどのふれあいイベントについては人数や時間に制限をかけました。

そのため、入園料金も350円から50円の幅で値引きしました。

神戸市須磨区の2歳と7か月の2人の子どもの母親は、「遊びに連れて行ける場所がなくて困っていました。2人とも喜んでいます」と話していました。

また、和歌山県の小学6年生の男の子は「ずっと家にいたので、久しぶりに出かけることができて楽しいです」と話していました。

動物園によりますと、20日の来園者はふだんの祝日に比べて6割ぐらいにとどまり、新型コロナウイルスの影響で、これまでの入園料の損失は1億円以上だということです。

佐藤哲也園長は「お客さんのおよそ2割が大阪から来るので、きのうの知事会見で兵庫と大阪の往来自粛を求める発言はショックでした。しかし、感染拡大を防ぐためには仕方がないことだと考えています」と話していました。