日本ボクシング連盟会長「五輪開催 1年延期がベストでは」

日本ボクシング連盟会長「五輪開催 1年延期がベストでは」
新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大していることを踏まえて、日本ボクシング連盟の内田貞信会長は、個人的な考えとして「選手が平等に力を発揮できるならば、オリンピック開催を1年延期するのがベストではないか」と述べました。
日本ボクシング連盟の内田会長は、都内で行われた東京オリンピックの代表内定選手の会見で、新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大していることを踏まえて、「オリンピックの開催時期をずらしてでも選手ファーストになるようにしてほしい。選手が平等に選考され、力を発揮できるのであれば、東京オリンピック開催を1年くらいの延期するのがベストではないか」と私見を述べました。

東京オリンピックのボクシングの代表選考は、ことし5月にパリで行われる予定だった世界最終予選が感染拡大を受けて中止になりました。

この予選には、日本選手5人が出場する予定でしたが内田会長は、「選手たちは何年間も頑張ってきた。最後のチャンスを選手たちから取り上げるのはやめてもらいたい。IOCが、選手ファーストを掲げる中、予選をする以外に平等に選考する方法はない」と述べ、選手を最優先にして予選を開催すべきだとも訴えました。