新型ウイルス 大分で新たに3人感染「クラスターの可能性」

新型ウイルス 大分で新たに3人感染「クラスターの可能性」
大分医療センターで、患者や職員など合わせて7人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、大分県は、厚生労働省に「クラスター対策班」の派遣を要請しました。県は、センターのほかの職員らを中心に21日も検査を行い、感染が広がっていないか調べることにしています。
大分市の大分医療センターでは、20日午後までに、今月、入院していた大分県臼杵市のいずれも60代の夫婦と、20代と30代の女性職員2人の合わせて4人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

このため、大分県は、大分医療センターのほかの患者や職員など合わせて55人についても検査を行った結果、20日夜、20代から80代の男女合わせて3人も感染していることが確認されました。

このうち、大分市の80代の男性は今月までセンターに入院していたということで、けん怠感や肺炎の症状があります。

残る2人の20代の女性と30代の男性は、いずれもセンターの医師で、症状は無いということです。

大分県の担当者は20日夜の記者会見で、「大分医療センターでクラスターが発生した可能性がある」と述べ、厚生労働省に「クラスター対策班」の派遣を要請しました。

大分県は、センターのほかの職員や、感染が確認された大分市の80代男性の転院先の病院関係者らを中心に21日も検査を行い、感染が広がっていないか調べることにしています。