新型ウイルス 米で拡大止まらず カリフォルニア州外出禁止

新型ウイルス 米で拡大止まらず カリフォルニア州外出禁止
アメリカで感染者の数が1万人を超えるなど感染が急速に拡大するなか、人口4000万人の西部カリフォルニア州では、全域に外出を控えるよう命令が出され、生活への影響が広がることが懸念されます。
アメリカCDC=疾病対策センターの発表によりますと、18日時点で、アメリカでの感染者は前の日から3400人増えて1万442人となり、1万人を超えました。死亡した人は150人に上っています。

報告された感染者の内訳では、東部ニューヨーク州が4597人と半数余りを占め、西部ワシントン州が1187人と続いています。

このうち、3番目に多く、652人の感染者が報告された西部カリフォルニア州では、ニューサム知事が19日、州内のすべての住民に対し、食料品を購入したり病院に行ったりするなど必要最低限の場合を除いて、外出を控えるよう命令を出しました。

サンフランシスコとその近郊では、すでに住民に外出を控えるよう求める命令が出されていて飲食店が営業を取りやめたり、スーパーで食糧を買い込む人が見られたりして影響が出ています。

州全域に命令が出されたことで今後、生活への影響がさらに広がることが懸念されます。カリフォルニア州の人口は、4000万人と全米で最も多く日本の外務省によりますとロサンゼルスなどの都市圏には、およそ10万人の日本人が暮らしているということです。