大阪府 府立学校の休校等の措置 来月3日まで延長

大阪府 府立学校の休校等の措置 来月3日まで延長
大阪府は、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、今月下旬から、府立学校の部活動や府が主催するイベントなどを順次、再開するとしていたこれまでの方針を見直し、休校や中止などの措置を来月3日まで延長することを決めました。
大阪府は、先週、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための条件が見えてきたとして、休校していた府立学校の部活動や、府が主催するイベントなどについては、一定の条件を満たしていれば、今月下旬から順次、再開する方針を決めました。

しかし、19日夜開かれた政府の専門家会議は、感染源のわからない患者が継続的に増加し続ければ、爆発的な感染拡大が起きるおそれもあるとして、対策の徹底を求める提言をまとめました。

これを受けて大阪府は、20日、対策本部会議を開き、改めて対応を協議した結果、国が大阪府と兵庫県に示した資料でも、爆発的な感染拡大の可能性が指摘されているなどとして、これまでの方針を見直し、府立学校の休校やイベント中止などの措置を、来月3日まで延長することを決めました。

大阪府は、府内の市町村に対し、同様の対応を要請することにしています。

会議のあと、吉村知事は記者団に対し「大阪府と兵庫県で感染が拡大しつつあり、予防策をとってほしいという厚生労働省からの提案を重く受け止めた。再開の時期は、感染の状況をにらみながら、判断したい」と述べました。

また、この3連休中に大阪と兵庫の間の不要不急の往来を控えるよう求めたことに関連して「大阪府内の移動については、すべて制限する状況でもないと思うが、不要不急の外出は控えてもらいたい」と述べました。