19日のヨーロッパの株式市場は、ユーロ圏とイギリスの中央銀行が相次いで新型コロナウイルス対策を緊急で打ち出したことを受けて、株価は値上がりしました。

19日のヨーロッパの株式市場は、ヨーロッパ中央銀行が大規模な資産買い入れを新たに実施すると発表したことや、イギリスのイングランド銀行が緊急利下げに踏み切ったことがプラスの材料と受け止められて、これまで値を下げていた銘柄に買い注文が広がりました。

主な市場の株価指数の終値は前日と比べて
▽パリ市場でおよそ2.7％、
▽イタリアのミラノ市場でおよそ2.3％、
▽ドイツのフランクフルト市場でおよそ２％、
▽ロンドン市場でおよそ1.4％値上がりしました。

市場関係者は「一時的に買い戻しの動きが出ているが、新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響が強まる中、金融政策だけで市場の混乱に歯止めをかけるのは難しいだろう」と話しています。