全国銀行協会の高島誠会長は19日の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大の経済への影響について「年初の想定をはるかに上回る深刻な状態だ」としたうえで取り引き先の企業の支援に力を入れる考えを強調しました。

記者会見で高島会長は、新型コロナウイルス感染拡大の経済への影響について「年初の想定をはるかに上回る深刻な状態で、雇用にまで波及すると経済の底が抜けるような状況になりかねない」と述べました。

そのうえで、銀行業界としての対応について、「緊急相談窓口を設置し、企業の借り入れの条件を変更することについても迅速、丁寧に対応するよう業界で申し合わせている。『まだまだ不十分でもっとスピード感を出してほしい』という顧客の声も真摯（しんし）に受け止め、最大限の支援を行えるように取り組んでいきたい」と述べ企業支援に力を入れる考えを強調しました。