国際カヌー連盟 五輪出場枠獲得に関わるアジア選手権中止に

国際カヌー連盟 五輪出場枠獲得に関わるアジア選手権中止に
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、国際カヌー連盟は18日、東京オリンピックの出場枠獲得に関わるカヌースプリントのアジア選手権を中止すると発表しました。
カヌースプリントのアジア選手権はもともと3月にタイで開催する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で4月に延期となっていました。

また、アジア選手権では各種目でトップになった選手の国や地域に東京オリンピックの出場枠が与えられることになっていて、日本カヌー連盟は出場枠を獲得した選手を東京オリンピックの代表に内定することにしていました。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないとして大会の中止を決めたもので、国際カヌー連盟は今後、出場枠をどのように割り当てるのか、IOC=国際オリンピック委員会と協議しているとしています。

また、東京パラリンピックの出場枠獲得につながる5月にドイツで開かれる予定のパラカヌーの世界選手権も延期が決まり、今後、中止される可能性もあるということです。

国際カヌー連盟は「最も公平で適切な方法で出場枠を配分できることを確かに行うために努力したい」としています。