インドネシアとフィリピンの中央銀行 政策金利引き下げ

インドネシアとフィリピンの中央銀行 政策金利引き下げ
新型コロナウイルスの感染拡大で景気の先行きへの警戒感が高まる中、インドネシアとフィリピンの中央銀行は19日、政策金利を相次いで引き下げました。
インドネシアの中央銀行は18日から19日にかけて開かれた金融政策を決める会合で、政策金利を4.75%から0.25%引き下げ、4.5%とすることを決定しました。

また、ことしのGDP=国内総生産の伸び率についても、プラス5.0%から5.4%としていた見通しを、プラス4.2%から4.6%へと下方修正し、ペリー総裁は「新型コロナウイルスは経済成長への大きな試練だ」と述べ、経済にとって大きなリスク要因だという認識を示しました。

またフィリピンの中央銀行も19日、政策金利を現在の3.75%から0.5%引き下げ、3.25%とすることを決定しました。

インドネシアとフィリピンの中央銀行が利下げを行うのは2か月連続で、新型コロナウイルスの感染拡大で景気の先行きへの警戒感が高まる中、東南アジアでも利下げが相次いだ形です。