国際テニス 6月上旬までツアー大会中止に 五輪選考に影響

国際テニス 6月上旬までツアー大会中止に 五輪選考に影響
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、国際テニス連盟などは6月初めまでの、すべてのツアー大会を中止することを明らかにしました。この結果、6月初めの大会を終えた時点の世界ランキングで決まるとしていた、東京オリンピックの出場権についても影響が出ることになり、日本テニス協会では情報収集を急いでいます。
国際テニス連盟と男女それぞれのツアー大会を運営するATP=男子プロテニス協会、それに、WTA=女子テニス協会は18日、新型コロナウイルスの感染拡大が世界的な広がりを見せていることから、今後のツアー大会の扱いに関する決定について発表を行いました。

それによりますと、男女のツアー大会についてすでに試合を見合わせている中断期間を延長し、いずれも6月7日まですべての大会を中止するということです。

そのうえで、世界ランキングについては男子は今月9日付け、女子は今月16日付けをもって凍結するとしています。

これを受けて日本テニス協会では、東京オリンピックのテニスの出場権が、6月8日付けの世界ランキングをもとに決まるとされていたことなどから、今回の決定が代表選考に関わるとして「関係各所と連絡を取り合いオリンピックの出場条件が今後どのようになるのか情報収集にあたる」と話しています。

新型コロナウイルスの影響でテニスでは5月に開幕する予定だった四大大会の1つ、「全仏オープン」が9月に延期されるなど、年間の大会スケジュールの変更を余儀なくされています。