豪 クルーズ船で体調崩した乗客 結果出るまで全員とどめる措置

豪 クルーズ船で体調崩した乗客 結果出るまで全員とどめる措置
オーストラリア南東部のメルボルンの港に到着したクルーズ船に、体調を崩した乗客がいることから、新型コロナウイルスへの感染がないかを調べる検査が行われていて、結果が出るまで、乗客や乗員を船内にとどめる措置がとられています。
この船はオーストラリアのメルボルンの港にきょう到着した、クルーズ船「ゴールデン・プリンセス」で、オーストラリア内務省によりますと、船内にインフルエンザのような症状が確認された乗客が十数人いるため、これらの乗客を対象に新型コロナウイルスへの感染がないかを調べる検査が行われているということです。

乗客らは体調を崩したあと、それぞれの部屋に隔離された状態にあるということですが、検査の結果が出るまで、乗客・乗員を船内にとどめる措置がとられています。

このクルーズ船は、集団感染が確認された「ダイヤモンド・プリンセス」や、乗客乗員の感染が確認され、一時、アメリカ・カリフォルニア州沖にとどまった「グランド・プリンセス」と同じ会社が運航しています。

クルーズ船「ゴールデン・プリンセス」は、今月10日にメルボルンを出港したあと、ニュージーランド各地をめぐる予定でしたが、オーストラリア政府が、感染拡大を防ぐ対策としてクルーズ船の入港を拒否する措置を打ち出したことなどから、予定を早めてメルボルンに戻ったということです。