オリンピックの延期「どうこう言う段階ではない」小池都知事

オリンピックの延期「どうこう言う段階ではない」小池都知事
新型コロナウイルスの感染が広がる中、東京都の小池知事は東京オリンピックの延期について「具体的にどうこうと言う段階ではない」と述べ、安心で安全な大会の実現に向けて今は感染の拡大防止に努める考えを示しました。
新型コロナウイルスの感染が広がる中、7月24日に開幕する予定の東京オリンピックについて、IOC=国際オリンピック委員会は予定どおりの開催を目指すとしていますが、現役の選手などからは批判の声も上がっています。

19日開かれた記者会見で東京都の小池知事は「延期は選択肢としてあるのか」と質問されたのに対して、「具体的にどうこうと言う段階ではない」と述べました。

そのうえで「開催都市の長としては中止も無観客もありえない。開催都市としての思いはいかに安心で安全な大会にするかで、新型コロナウイルスに打ち勝つことが前提にある」と述べ、今は感染の拡大防止に努める考えを示しました。

また、小池知事は安倍総理大臣が東京大会の完全な形での開催を目指す考えを示していることについて「これまでの大会と同じように世界から競技者や観客が来ることになると思うし、国内も東京都も安心・安全な会場を提供することにほかならない」と述べました。