警察署長会議を初のテレビ中継で 警視庁 新型コロナウイルス

警察署長会議を初のテレビ中継で 警視庁 新型コロナウイルス
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、警視庁は102の警察署の署長を全員集めて行っている署長会議の進め方を変更し、警視総監ら幹部がいる本部庁舎と都内10か所の拠点をテレビ中継システムで結ぶ初めての形で会議を行いました。
警視庁は年3回、東京・霞が関にある本部庁舎に、都内102の警察署の署長などを全員集める形で署長会議を行っています。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、会議の進め方を大幅に変更しました。

350人が集まる予定だった本部庁舎の会議室には、警視総監や刑事部長ら幹部14人だけが座り、各警察署の署長は都内10か所にある拠点に分散し、テレビ中継システムで結んで会議が行われました。

警視総監の前には大型テレビが置かれ、分割された画面には10か所の拠点の会議室が映し出されていました。

こうした形で署長会議が行われるのは初めてのことです。

斉藤警視総監は「新型コロナウイルスをめぐっては多くの分野に影響が及んでいる。こうした社会情勢にあるからこそ、国民の不安につけ込む悪質な犯罪は看過することなく、検挙を徹底してほしい」と訓示していました。