Jリーグ 今季のJ1とJ2は「降格なし」 公式戦中断で

Jリーグ 今季のJ1とJ2は「降格なし」 公式戦中断で
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて先月下旬から公式戦を中断しているサッカーJリーグは、今シーズンのJ1とJ2について降格を行わないことを決めました。
Jリーグは、19日、各クラブの代表者による実行委員会を、インターネットを使ったウェブ会議で開きました。

この中で、今シーズンのJ1とJ2について降格を行わないことを決めました。Jリーグは、来月3日のリーグ戦再開を目指していますが、さらに延期となるおそれもあり、クラブによっては、ホームやアウェーの試合が連続することや、無観客試合などになる可能性も想定されるため公平性を担保できないとして判断したということです。

一方で、J2やJ3の上位2チームは昇格させる方針で、大会方式や日程の詳細については今月25日にリーグ戦を再開するかどうか判断するのに合わせて決めたいとしています。

Jリーグの村井満チェアマンは、「これからさまざまな障害が出てくる可能性がある中で、競技結果の罰則として捉えられる降格は辞めて、不公平も飲み込んでいこうということを共有した」と説明しました。

また、一部で経営危機が報じられたJ1のサガン鳥栖について、村井チェアマンは、「現時点でどこのクラブからも個別の融資の申し入れはない」と話しました。そのうえで、新型コロナウイルスの影響で財務状況がどう変わっていくかリーグとして見極めていくということです。