日経平均株価 終値1万6552円 ことしの最安値更新

日経平均株価 終値1万6552円 ことしの最安値更新
19日の東京株式市場、朝方は日経平均株価が400円以上、値上がりしたものの、その後、売り注文が膨らんで終値は18日より170円余り安いおよそ1万6500円まで下がり18日に続いて、ことしの最安値を更新しました。
19日の取り引き開始前にヨーロッパ中央銀行が新型コロナウイルスの緊急対策として、およそ88兆円規模の資産の買い入れを発表したことを受けて日経平均株価は、400円以上値上がりしました。

しかし、その後は売り注文が徐々に膨らんで一時、300円余り値下がりするなど、19日も不安定な値動きになりました。

日経平均株価の終値は、18日の終値より173円72銭安い、1万6552円83銭となり、18日に続いてことしの最安値を更新しました。

一方、東証株価指数=トピックスは12.38上がって、1283.22でした。

1日の出来高は、30億1769万株でした。

市場関係者は「各国の政府や中央銀行が相次いで対策を打ち出しているが、世界中で感染拡大が続き世界経済の先行きに対する懸念は払拭(ふっしょく)できていない。当面、不安定な値動きが続くだろう」と話しています。