株価 一時400円超値上がりも午前終値は124円安 不安定な値動き

株価 一時400円超値上がりも午前終値は124円安 不安定な値動き
19日の東京株式市場、朝方、日経平均株価は400円以上値上がりしたものの、その後は値下がりに転じるなど、引き続き不安定な値動きになっています。
東京市場の取り引き開始前に、ヨーロッパ中央銀行が新型コロナウイルスの感染拡大による景気の悪化に歯止めをかける緊急対策として、およそ88兆円規模の資産の買い入れを発表しました。

これを受けて朝方は買い注文が先行し、日経平均株価は一時400円以上値上がりしました。

しかし、その後は売り注文が徐々に膨らんで値下がりに転じるなど、不安定な値動きになっています。

日経平均株価、午前の終値は18日の終値より124円29銭安い、1万6602円26銭。
一方、東証株価指数=トピックスは逆に18.62上がって、1289.46となっています。
午前の出来高は、12億9080万株でした。

市場関係者は、「新型コロナウイルスの影響で世界中の経済活動が停滞し、先行きも不透明な中で、手元に現金を残しておきたいと株式を売る投資家も多く、このあとも不安定な値動きが続くだろう」と話しています。