和歌山市の50代男性職員 感染確認 市長「窓口業務ではない」

和歌山市の50代男性職員 感染確認 市長「窓口業務ではない」
和歌山市は、市役所に勤める50代の男性職員が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
感染が確認されたのは、和歌山市の都市再生課に勤める50代の男性職員です。

市によりますと、この職員は出勤していた今月12日に発熱し、ウイルス検査で一度陰性となりましたが、肺炎の症状が見られたため、別の病院で改めて検査を行い、18日夜、陽性が確認されたということです。

職員は13日以降は出勤しておらず、現在、せきや発熱がみられるものの、症状は安定しているということです。

市は、この職員の行動を確認するとともに、接触があったほかの職員や家族など合わせて40人について、ウイルス検査をして感染の経路を調べています。

和歌山市の尾花市長は「この職員は窓口で市民と接触する業務ではなかったが、都市再生課と関係があって不安な方は保健所に相談してほしい」と話しています。

和歌山市役所では、19日午前7時前に職員およそ10人が集まり、30分ほどかけて市役所9階にある都市再生課の部屋でアルコールなどを使った消毒作業を行いました。

市では、当面の間、都市再生課や同じフロアにあるトイレを立ち入り禁止にしますが、それ以外の窓口業務は通常どおり行うということです。

和歌山県内で感染が確認されたのは、亡くなった1人を含めて16人になりました。