SMBC日興証券 近藤専務が社長昇格へ

SMBC日興証券 近藤専務が社長昇格へ
証券大手のSMBC日興証券は4月1日付けで清水喜彦社長が会長に退き、近藤雄一郎専務が社長に昇格する人事を発表しました。
SMBC日興証券の新しい社長に就任する近藤氏は57歳。昭和61年に当時の日興證券に入社し、去年から専務を務めています。

三井住友フィナンシャルグループのSMBC日興証券は2代続けて三井住友銀行の出身者が社長を務めていましたが、7年ぶりに旧日興證券出身者が社長となります。

新型コロナウイルスの感染拡大で就任の記者会見は見送られ、近藤氏は「不確実な環境下であっても、『健全な資本市場の発展』を、豊かな人生・社会の実現につなげるという社会的使命からぶれることなく一丸となって取り組んでいく」などとするコメントを出しました。

証券業界では最大手の野村ホールディングスも奥田健太郎副社長が4月に社長に就任します。

証券業界は新型コロナウイルスの感染拡大で記録的な株安に見舞われるなど厳しい局面にあり、新たなトップの手腕がさっそく問われることになります。